GMOコインってなに?他の仮想通貨取引所との違いはなんだろう?使ってみたいけどセキュリティなどは安全かな…。
こんな悩みを解決します。
この記事でわかること
GMOコインの特徴について
GMOコインの口座開設方法や手順
GMOコインでの取引方法
GMOコインの手数料
GMOコインのセキュリティー
GMOコインのメリット・デメリット
GMOコインとは、日本発の仮想通貨取引所です。
GMOインターネットグループが運営する同取引所は、低コストでの仮想通貨取引が可能であり、国内外の投資家から支持を集めています。
本記事では、GMOコインの特徴や使い方について詳しく解説します。GMOコインを知りたい方や、仮想通貨に興味を持つ方は必見です。
このページでの「仮想通貨」とは「暗号資産」を指します。
仮想通貨とは?暗号資産もよく聞くけど具体的になにができるんだろう...。 全くの初心者なので始め方も含め簡単に解りやすく教えてほしい。こんな悩みを解決します。この記事でわかること仮想通貨(暗号資産)とは仮想通[…]
GMOコインとは?
取引所 | GMOコイン |
---|---|
取扱通貨 | 23種類 |
入金手数料 | 住信SBIネット銀行からクイック入金: 無料 その他クイック入金: 330 円/件 |
出金手数料 | 即時入金:無料 振込入金:無料(振込手数料は自己負担) 出金:無料 |
取引手数料 | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker:-0.01%、Taker:0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
GMOコインについては、以下の3点を知ることで理解が深まります。
ひとつずつ詳しく解説します。
GMOインターネットグループについて
GMOコインを運営するGMOインターネットグループは、1991年に創業した、日本を代表するIT企業の一つです。
GMOグループは、インターネットに関連する事業を展開し、オンラインショッピングモール、クラウドサービス、広告事業、仮想通貨取引所など、多様な事業を手がけています。
また、グループの特徴として、技術力の高さや顧客志向の強さが挙げられます。GMOインターネットグループの強みを活かして、GMOコインは日本の仮想通貨市場に革新をもたらすことを目指しています。
GMOコインの歴史
GMOコインは、2017年5月に日本の仮想通貨取引所としてサービスを開始しました。当初は、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの3種類の仮想通貨を扱っていましたが、その後、リップル、ライトコイン、イーサリアムクラシックなど、さまざまな仮想通貨の取り扱いを拡大しています。
また、2018年には、プラットフォームの安全性を高めるため、FIDO認証サービス(FIDOを使うことで、WebアプリでもIDとパスワードを使った認証作業が不要にし、なおかつ認証情報が外部に漏れる心配がなくなります。)を導入しました。
GMOコインは、日本の仮想通貨市場において、独自のサービスや取り組みを行いながら、多くのユーザーから支持を集めています。
GMOコインの特徴
GMOコインの特徴は、以下の6点が挙げられます。
安心・安全な取引環境
GMOコインは、投資家にとって安心・安全な取引環境を提供しています。
GMOコインはGMOインターネットグループの一部であり、100社以上のグループ会社と連携してセキュリティに関するノウハウを学び、凶悪化するハッカーから投資家を守っています。
設立後は、金融庁から暗号資産交換業者として、第種金融商品取引業者として登録されました。また、資本金は37.58億円という安定した経営基盤を持っています。このように、GMOコインは投資家にとって安心・安全な取引環境を提供する業界トップクラスの取引所として評価されています。
多様な仮想通貨の取り扱い
GMOコインは、仮想通貨交換業者の中でも最大級の仮想通貨の取り扱いを行っています。
他の交換業者と比較すると、GMOコインの取り扱い銘柄数は非常に多く、23銘柄を取り扱っています。これは、他の取引所と比較しても多くの銘柄を取り扱っていることを意味します。
※ 2023年03月時点
また、GMOコインはレバレッジ取引も可能で、国内で数少ないステラルーメン(XML)やオーエムジー(OMG)のレバレッジ取引が可能です。さらに、国内で最初にポルカドット(DOT)を取り扱い、人気が高まっています。
なお、全ての仮想通貨がレバレッジ取引可能ではないことに注意してください。
手数料が安い
GMOコインでは、ほとんど全ての取引に必要な手数料が無料で設定されており、取引コストを最小限に抑えることができます。さらに、取引所形式を採用しているため、スプレッドとして恐れられている見えない手数料も小さく抑えることができます。そのため、短期売買を行う場合でも手数料を気にすることなく取引が可能です。
例えば、ビットコインを取引所形式で購入する場合、1BTCあたりのスプレッドは「686円」となっており、購入価格の0.1%ほどで非常にコストが抑えられています。ただし、販売所を利用する場合は、手数料が3%近くかかってしまうため、ご注意ください。
GMOコインは、各種手数料やスプレッドを抑えて取引を行いたい方にとっては、非常におすすめの取引所です。
また、手数料の詳細についてはこのページの「GMOコインの手数料」で詳しく解説しています。
高いレバレッジ取引が可能
日本の投資家保護の観点から、海外と比べてレバレッジ取引に対する規制が厳しく、2020年5月の改正資金決済法により最大レバレッジが4倍から2倍に制限されました。しかし、GMOコインは現物取引・レバレッジ取引の両方に力を入れているため、レバレッジ取引が可能です。
多くの仮想通貨取引所がレバレッジ取引を提供していない中、GMOコインは豊富な取扱い名柄とともに、現物取引とレバレッジ取引の両方を販売所と取引所から選ぶことができます。
スピーディーな入出金
GMOコインでは、スピーディーな入出金が可能です。入金・出金共に比較的早く反映されるため、素早く取引を開始したい方にもおすすめです。
また、入出金にかかる手数料も一律無料となっており、取引にかかるコストを抑えることができます。
多彩なツールやサービスが充実
GMOコインは、豊富な取り扱い通貨や取引形式に加えて、多彩なツールやサービスが充実しています。
たとえば、チャート分析や自動売買に必要なAPI機能、入出金履歴や取引履歴の確認ができるウォレット機能、そして初心者から上級者まで幅広いニーズに対応したトレーニングコンテンツなど、トレーダーが利用する上で必要な機能や情報が網羅されています。
さらに、スマートフォンアプリの提供や24時間365日のサポート体制など、快適な取引環境を提供しています。
GMOコインの口座開設方法
GMOコインで仮想通貨に投資するには、まず口座開設をしなければなりません。
手順は以下の通りです。
また、GMOコインの口座開設に必要なもの本人確認書類は以下のとおりです。
GMOコインの口座開設方法をステップごとに解説します。
公式サイトへアクセス
GMOコインの口座開設方法は、公式サイトにアクセスして「口座開設」ボタンをクリックします。続いて、メールアドレスを入力して「個人」を選択し「口座を開設する」ボタンを押すことで開設手続きが行えます。
また、FacebookやGoogleのアカウントを使えば、個人情報の入力を部分的に省略してスムーズに口座開設ができます。
口座開設後は、届いたメールに記載されているリンクをクリックすることで手続きを完了させることができます。なお、メールが届かない場合には迷惑メールフォルダも確認することをおすすめします。
個人情報の入力
まずはメールに記載されたリンクをクリックし、パスワードの設定と2段階認証のための電話番号入力を行います。SMSに届いた認証コードを入力して完了し、「開設申込へ進む」というボタンを押してください。
ログイン後は以下の情報を入力します。
必要な個人情報を入力するときは、本人確認書類と一致しているか確認して入力してください。安心して口座を開設するためには、正確かつ丁寧に個人情報を入力することが重要です。
本人確認書類を提出
口座開設手続きの次は、本人確認が必要です。GMOコインでは、運転免許証、個人番号カード、在留カードなどの本人確認書類1点と顔を、画面に表示される説明に沿って撮影する「かんたん本人確認」と、画像アップロードの2種類の方法があります。
「かんたん本人確認」の手続きであれば、本人確認書類と顔の撮影が完了すれば、最短10分で審査が完了するのでおすすめです。
パターン① 書類の受け取り不要で取引スタート
「かんたん本人確認」を選択すると、書類の受け取りは必要ありません。そのため、最短当日に取引を開始することができます。
QRコードを読み取り、メールで届いた口座開設コードをホーム画面に入力して口座を開設しましょう。2段階認証を設定することで、取引を開始することができます。
パターン② 確認書類を受け取って取引スタート
「画像アップロード」を選択した場合、2点の本人確認書類を提出する必要があります。
提出した書類が審査された後、オンライン上の手続きは完了します。その後、GMOコインから「口座開設コード」が郵送されてくるので、コードを受け取ってからホーム画面に入力し、口座開設を完了させましょう。
口座開設が完了すると、2段階認証を入力することで取引を始めることができます。
GMOコインで取引する方法
GMOコインで取引する方法について解説します。
順番に解説します。
GMOコインで取り扱っている仮想通貨
2022年3月現在、GMOコインは23種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- エンジンコイン(ENJ)
- テゾス(XTZ)
- オーエムジー(OMG)
- ポルカドット(DOT)
- コスモス(ATOM)
- カルダノ(ADA)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- チェーンリンク(LINK)(販売所のみ)
- ドージコイン(DOGE)
- ソル(SOL)(取引所のみ)
- シンボル(XYM)
- モナコイン(MONA)
- FCRコイン(FCR)
GMOコインでは、ビットコインをはじめとする複数の仮想通貨を取り扱っています。販売所と取引所があり、最小注文数量は通貨によって異なります。イーサリアムやリップルなど他の通貨は、取引所のほうが販売所よりも最小注文数量が大きく設定されています。また、GMOコインでは「つみたて暗号資産」という積立サービスも提供しており、月に1回、最低500円から始められます。
GMOコインは、GMOインターネットグループの技術を応用した強固なセキュリティ体制が特徴で、2020年のオリコン顧客満足度調査でも高い評価を得ており、仮想通貨取引に興味がある方や、初心者から上級者まで、あらゆる層のユーザーにとって、優れた取引環境を提供しています。
GMOコインでの取引手順
GMOコインでは、アプリまたはWebから仮想通貨の購入・売却が可能です。ここでは最も利用されているアプリからの取引方法について説明します。
GMOコインには、「販売所」と「取引所」という2種類の取引方法があります。
取引相手 | スプレッド(価格差) | 手数料 | |
---|---|---|---|
販売所 | 運営会社 | 広い=高くなる | 無料 |
取引所 | ユーザー同士 | 狭い=安く買える | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
販売所は、GMOコインの運営会社が仮想通貨の売買を相手にする場所で、取引手数料は無料ですが、スプレッド(価格差)があり、トータルコストが高くなります。一方、取引所は、ユーザー同士で取引を行う場所で、スプレッドが発生しないため、トータルコストは販売所よりも低く抑えられます。取引所の取引手数料はMakerが-0.01%、Takerが0.05%となっているのが特徴です。
GMOコインの取引方法を選ぶ際には、実質手数料の安さが重要なポイントになります。実質手数料が安い方が好ましい場合は、取引所がおすすめです。また、取引相手が運営会社である販売所は、手数料が無料であるため、初めての取引や少額の取引に適しているといえます。
取引所の使い方・売買方法
GMOコインの取引所では、取引板を利用して「指値注文(Maker)」や「成行注文(Taker)」による発注が可能です。
指値注文には、「指値」と「逆指値」の2種類があります。相場状況を見極めながら取引する場合は「指値注文」を、即座に取引する場合は「成行注文」を利用すると良いです。
取引所での取引手数料は、Maker注文の場合には手数料が発生しない(-0.01%)ため、注文を出して待つことができます。また、Taker注文の場合には手数料が発生するため、すぐに取引を完了することができます。
注文方法 | 特徴 |
---|---|
指値注文/Maker(指値/逆指値) | 売買したい価格を指定して注文する方法 |
成行注文/Taker | 現在の価格で注文する方法 |
「指値注文」は、自分が希望する価格での取引を行う注文方法で、「逆指値注文」は、自分が指定した価格に達した時に取引を行う注文方法です。
具体的には、「指値注文」は買い注文の場合、相場価格よりも安い価格で、売り注文の場合は相場価格よりも高い価格で注文を出します。逆に、「逆指値注文」は、買い注文の場合は相場価格よりも高い価格、売り注文の場合は相場価格よりも安い価格で注文を出します。
これらの注文方法を使い分けることで、自分が希望する価格での取引が可能になります。また、相場の変動によって注文が成立しなかった場合は、再度注文を出すことができます。
「指値注文」で仮想通貨を購入・売却する方法・手順
指値注文で仮想通貨の取引を行う方法は以下のとおりです。
上記手順通りに進めることで、GMOコインでの指値注文が完了します。
「成行注文」で仮想通貨を購入・売却する方法・手順
続いて、GMOコインの成行注文方法を説明します。
上記手順通りに進めることで、GMOコインでの成行注文が完了します。
販売所の使い方・売買方法
GMOコインの販売所の使い方は以下のとおりです。
以上で、GMOコインの販売所での取引が完了します。
GMOコインの手数料
現在、GMOコインで発生する仮想通貨取引の主な手数料は、以下の通りです。
取引相手 | スプレッド(価格差 | 手数料 | |
---|---|---|---|
販売所 | 運営会社 | 広い=高くなる | 無料 |
取引所 | ユーザー同士 | 狭い=安く買える | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
GMOコインの手数料を全項目で比較すると以下のようになります。
このように発生する手数料を並べてみてみると、一部の項目を除きほとんどが手数料無料なので、無駄な出費を抑えたいという方にもおすすめの取引所です。
GMOコインのセキュリティー
GMOコインは、顧客資産の安全性を確保するために、以下のようなセキュリティ対策を行っています。
GMOコインのセキュリティーの特徴を1つずつ解説します。
システムセキュリティの確保
GMOコインは、クラウドベースの取引システムを採用しており、24時間365日体制でシステム監視を行っています。常に最新の脆弱性対策を実施するとともに、二要素認証やIP制限などのセキュリティ対策を導入し、不正アクセスや情報漏洩を防止しているのが特徴です。
また、仮想通貨送付の際に複数の秘密鍵を必要とする「マルチシグ(マルチシグネチャ)」を、GMOコインのセキュリティ基準を満たす各暗号資産に導入しており、秘密鍵をセキュリティ構成の異なる複数の場所に保管することでリスク低減を図っているだけでなく、悪意のある第三者によるサイバー攻撃に対し「アカウントの乗っ取り」「システムへの侵入」の2つの観点から対策を講じています。
オフラインストレージ(コールドウォレット)による資産保管
GMOコインは、オフラインストレージ(コールドウォレット)による資産保管を採用しており、ホットウォレット(インターネットに接続されたウォレット)を使用しないため、ハッキングやサイバー攻撃からの保護を図っています。
また、マルチシグ機能を導入することで、取引に必要な署名を分散することができ、セキュリティの向上にもつながっています。
顧客資産の分離管理
GMOコインは、顧客の資産と自社の資産を厳密に分離管理することで、顧客資産の保護を徹底しています。また、信頼性の高いサードパーティー機関による監査を実施し、顧客資産の適切な管理を確保しています。
暗号資産(仮想通貨)はGMOコイン保有分とユーザー保有分で物理的に分離して保管しており、同様にユーザーから預託を受けた金銭も、GMOコインの自己資金とは分離して日証金信託銀行の信託口座にて管理されているため安心です。
顧客サポートの充実
GMOコインは、顧客サポート体制の充実にも力を入れており、24時間365日のメールサポート、チャットサポートなどを提供しています。
また、不正アクセスや取引トラブルなどに遭遇した場合には、迅速に対応するための体制も整えています。
GMOコインのメリット
GMOコインを利用するメリットは以下の点が挙げられます。
このようにGMOコインは、豊富な取扱通貨、500円からの積立、レバレッジ取引対応、NFT銘柄取扱い、NFTマーケットプレイス、初心者向けと中〜上級者向けで使い分けができるスマホアプリという多くのメリットを持った取引所です。
最近NFTってよく聞くけどなんのこと?デジタルアートが安全に売れるって聞いたけど、どういうこと?web3.0でNFTが注目されているみたいだけど購入や販売はどうやるの...?こんな悩みを解決します。この記事でわかること[…]
GMOコインのデメリット
GMOコインのデメリットは以下の点が挙げられます。
GMOコインは日本円のみで仮想通貨を購入できるため、ビットコイン建てやドル建ての取引はできません。このため、海外取引所と比較して購入の幅が狭くなってしまいます。また、GMOコインの暗号資産FXには2021年4月21日以降、追証が導入されました。追証が導入されたことで、証拠金以上の損失が出た場合には、追加で証拠金が必要となります。
追証は、GMOコインに限らず他の仮想通貨取引所でも一般的な制度です。ただし、強制ロスカットが発生する前に追加の証拠金を入金することができるため、追証自体がデメリットとは言い切れません。しかし、トレーダーによっては、追証制度の存在自体が心配になる場合があるため、それを考慮した取引が必要となります。
GMOコインのよくある質問と答え
GMOコインのよくある質問をまとめてみました。正しい情報をお伝えするために、GMOコイン公式サイトの引用になります。
本記事で紹介している商品・サービスの詳細については、商品・サービスを提供している企業などへご確認ください。
本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。
本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合があります。
本記事内で紹介されている内容はその当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様などについていかなる保証をするものでもありません。